(20.8.22更新)
「円卓の騎士」は知ってますか?
アーサー王と円卓の騎士で有名ですね。でも、円卓の騎士って何をやって、どんな騎士達だったんだろう?
円卓の騎士について、簡単にわかりやすく話していこう
※アーサー王についてはこちら
円卓の騎士って何?
円卓の騎士(The night of the Round Table)は、アーサー王物語の中でアーサー王に仕えた騎士たちのことだ。
アーサー王物語が完成したと言われる、1155年のWaceによって初めて記述がされているんだ。(ブリュ物語)
アーサー王の拠点とされるキャメロット城には円卓があるんだ(現在のウィンチェスターという説がある)。
その円卓は、座る者たちを上限関係なく対等に扱うために、上座と下座をなくしてあるんだ。そして座ることを許された騎士たちが、円卓の騎士なんだ。
円卓の騎士は何人いたんですか?
円卓の騎士は、13人とも25人とも、250人とも、中には1600人という説もあるんだ。
一説によると円卓の席は、アーサー王の席を含めて13席あったとされるんだ。空席ができたときに、新たに席に座れる者はふさわしい騎士でないと、マーリンが席にかけた魔法により吹き飛ばされて座れない、という伝説があるんだ※
円卓の騎士たちは、ブリタニア(中世イギリス)の名誉ある規律や行動、つまりは最も崇高な騎士道を身に付けている必要があるんだ!
✅円卓の騎士たちの騎士道について知りたい方はこちら!
>>アーサー王の「円卓の騎士」になる条件とは? 厳しい18のルール
※「この13番目の席はキリストを裏切ったイスカリオテのユダの席であるらしいです。
このため魔術師マーリンが呪いの魔法をかけており、座る者はその呪いに侵されしまう「命取りの席」と言われています。
しかし、円卓の騎士のランスロットの息子であるガラハッドが勇敢に挑戦し、この席に座ることができました。
ガラハッドはアーサー王を除く12番目の騎士となり、聖杯を手にすることができました。
✅「円卓」について知りたい方はこちら!
>>アーサー王の円卓(ラウンドテーブル)の場所は?
✅「ガラハッド」について知りたい方はこちら!
>>円卓の騎士、聖杯探索で活躍したガラハッド卿
円卓の騎士たちのリスト
Category:Round Table of Winchester
説明したように、円卓の騎士は諸説ある。以下に紹介する円卓の騎士たちは、ウィンチェスターにある円卓に描かれている、25人の円卓の騎士たちだ!
※13名の場合は※印
※名前をクリックすると詳細記事に飛びます
King Arthur ※ | アーサー王:エクスカリバーを持ったブリタニア王 |
Sir Galahad ※ |
ガラハッド卿:ランスロット卿の息子。聖杯を見つける |
Sir Lancelot ※ |
ランスロット卿:アーサー王妃と不義の恋をする。最強騎士 |
Sir Gawain ※ |
ガウェイン卿:アーサー王の甥。ロット王とモルゴースの息子。午前に力が3倍になる優秀な騎士 |
Sir Percivale ※ |
パーシヴァル卿:憧れて騎士になる。聖杯探しの重要人物 |
Sir Lionel |
ライオネル卿:ボールズ王の息子で、ランスロット卿の従兄弟 |
Sir Tristram de Lyones※ |
トリスタン卿:「トリスタンとイゾルデ物語」の主人公で最強騎士 |
Sir Gareth ※ | ガレス卿:アーサー王の甥でガウェイン卿の弟。ランスロット卿に可愛がられる |
Sir Bedivere ※ | ベディヴィア卿:エクスカリバーを湖の乙女に返した騎士 |
Sir Bleoberis | ブレオベリス卿:横柄な騎士 |
Sir Breunor | ブルーノ卿:La cote Male Taile(だぶだぶのコート)のあだ名 |
Sir Lucan | ルーカン卿:アーサー王の執事でワイン係 |
Sir Plomides | パロミデス卿:黒色サラセン人。イゾルデを巡りトリスタン卿と争う |
Sir Lamorak ※ | ラモラック卿:ペリノア王の息子で最強騎士の一人 |
Sir Bors de Ganis ※ |
ボールス卿:ランスロット卿の従兄弟。聖杯探しでも活躍 |
Sir Safir | サフィル卿:サラセン人でパロミデス卿と兄弟 |
Sir Pelleas | ペレアス卿:湖の乙女と結婚した騎士 |
Sir Kay ※ |
ケイ卿:アーサー王の養父エクトル卿の息子 |
Sir Ector de Maris |
エクター・ド・マリス卿:ランスロット卿の弟 |
Sir Dagonet | ダゴネット卿:勇敢でアーサー王お気に入りの道化師 |
Sir Tegyr | テジル卿:重要でない人物。アーサー王の酌を取る役 |
Sir Brunor | ブルノール卿: |
Sir Guinglain | ガングラン卿:ガウェイン卿の長男。 |
Sir Alymere | アレミラ卿:アーサー王と共にモルドレッドに対して戦う |
Sir Mordred |
モルドレッド:アーサー王とモルゴースの息子。カムランでアーサー王と戦って相討ちになる |
上の表の※の騎士に下記の2名を加えると、13人の場合の円卓の騎士になります
・Sir Geraint (ゲライント卿)
・Sir Gaheris(ガヘリス卿:アーサー王の甥でガウェインの弟。ランスロットに殺害される)
参考文献:
EBK: King Arthur’s Round Table
Knights of the Round Table
※参考記事
コメント
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