今回も、ハウェルとアゼルスタンの会談の続きです。
※前話
(登場人物は実在ですが、ストーリーとキャラはたなかあきら作です)
これまでのあらすじ
ここにまとめてあります~
<登場人物>
ウェールズ内の一国を治めるハウェル。
乱暴者も勉強し落ち着いてきた。
ハウェルの弟クラドグ。かなりお調子者。
ウェールズの最権力者イドワル。冷静で冷淡、冷血。
ハウェルを敵対視するようになる。
最強国イングランドのアゼルスタン王。
ヤバイ、ヤバイ。短気発動・・・
ウェールズの西部デハイバース。
ハウェルの領土にイングランド王アゼルスタンが突如やってきて、会談が行われていた。
お言葉ですが、アゼルスタン閣下に忠誠を誓ったことも、傘下に入ったつもりもございません。
何だとっ! このワシに面と向かって言えるとは、いい度胸だ。面白い、話を聞こうじゃないか。
ひぇっ、あっ、兄貴、あんな事言っちゃった
ひぇっ、大丈夫っすか
言い過ぎよ、ハウェル、、、
昔の悪い癖は出さないで、、、
ふふふ、もし、ワシがけしからん、と言ったらどうする?
兄貴、あんな事いってらぁ・・・
怖いっ、ヤバイっすよ
アゼルスタン閣下。少し言い過ぎました、お許しください。アゼルスタン閣下のお話、頭ごなしに拒絶するつもりはございません。ウェールズにも話し合いという文化があります。アゼルスタン閣下が仰るのと同じ様に、私も閣下のお話しを聞きたいと思います。
うぬぬぬ、言いたいことを言ってくれるではないか。
はっ、はっ、はっ、これは参った。一本取られたわ。
そう言うなら、お主が作ったウェールズ法とやらを見せてもらおう。
これです。
アゼルスタン閣下が怒り出さないか、、、あぁ、緊張するわ。足が震えるっ
ドキドキ、ドキドキ。はぁ〜ドキドキっす
戦いか、傘下か、それとも
こ、これは、、、
素晴しい
イングランドも是非手本にしたい法だ。どこで勉強された?
ローマです。
ローマで世界各国の法律を勉強し、ウェールズの慣習と組み合わせました。
傘下ではなく?
こんな素晴らしい法と、肝の据わったリーダーがいる、傘下より同盟のほうが良かろう。
本当ですが?有り難き幸せ。是非喜んで。しかし、閣下はイドワルをウェールズの統治者に選んだと聞きましたが。
是非、喜んで。とんだ失礼を、お許し下さい。今日は是非ゆっくりと、ウェールズの料理をお楽しみ下さい。
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ああ、危なかった・・・・兄貴スゲ〜
おぉぉっ、どうしたんすか、エレンのアネさん。
嫌に今日は素直っすね、ひひひっ
ぽっ。はっ
きな臭いにおい
・・・という状況なんすよ。
何ですとっ!!ハウェルがアゼルスタン閣下と同盟?
ウェールズ統治者のイドワル様を差し置いてか?
待てよ、ワシはアゼルスタン閣下に忠誠を誓い傘下にいる。
攻撃だ攻撃!
はっ、攻めるんすか?
当たり前だ、ハウェルと戦争だ!
つづく
最後に
ハウェルは、昔ワルだったころの気が強くて短気な性格が出てしまいましたが、何とか収まりました。一方、冷静であったライバルのハゲのイドワルが、乱心気味になってきました。本当に戦いが始まってしまうのでしょうか・・・・
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最後まで読んでくださり有難うございました。
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