(18.7.14更新)
皆さんこんにちは。アーサー王を追え!へようこそ!!
・イギリスの英雄であるアーサー王は実在したのか?アーサー王伝説やアーサー王物語に出てくる主人公は誰なのでしょうか?
この番組では、アーサー王ではないかと疑いのある人物を古代からお呼びしてインタビューし、アーサー王のモデルかどうか皆さんに想像していただきます。
前回、第6回のゲストは、リオタムスさんでした。
これまで出演いただいたゲストと同一人物?という疑惑やアバロンで姿を消した、という点もアーサー王に似ていましたね。
今回は、この番組の最後を飾るのにふさわしい特別ゲストをお呼びいたしました。
- アルトリウスとは誰だ?
- アルトリウスは剣を持っていたのか?
- アルトリウスはローマ皇帝と戦ったのか?
- アルトリウスと円卓の騎士、ランスロット、モルドレッドとの関係は?
- アルトリウスのインタビューの最後に
- アルトリウスの解説
アルトリウスとは誰だ?
アーサー王さんです。遠いところ物語からお越しいただきありがとうございました。
※アルトリウス: アーサー王らしき人物
こちらこそ、お呼びくださりありがとうございます。
今回はご本人の要望もあり、顔をかくして登場されています。もしお答えできない質問の場合は、可能な範囲でお答えくださればよいです。
分かりました。お手柔らかにお願いたします。
アーサー王さんのご出身はどこですか?
まず、断っておきますが私はアーサー王ではありません。本名は秘密なので、仮にアルトリウスと呼んでください。
※アルトリウス:アーサー王らしき人物が初めて書物に登場したのは、6世紀に書かれた『ブリトン人の没落』です。しかし、一人の活躍する騎士の記述がありますが名前は不詳です。この騎士がアルトリウスか?後のアーサー王のモデルか?と言われています。
分かりました、アルトリウスさんの出身地はどこですか?
私の出身地・・・、それは戦いが頻繁に起きた場所・・
ブリタニアなのか・・・ローマなのか・・・いやまた・・・うう、思い出せない・・・
アルトリウスさん、大丈夫ですか?
これは失礼しました。私はどこが出身なのか覚えていないのです。しかしブリタニアには住んでいました。
アルトリウスは剣を持っていたのか?
アーサー王物語では、
まず岩に刺さった剣を抜いて王になるシーンや、聖剣エクスカリバーなどが有名です。
アルトリウスさんも剣を抜いたり、エクスカリバーをもっていたりしたのですか?
いえ、剣を抜いて王になったり、エクスカリバーという剣を持ったこともありません。
聞いたこともないですね。
そうでなくても、アルトリウスさんは戦場では敵をやっつけ大活躍されていたんですよね
大活躍と言われると少々照れますが、多くの戦いに携わっていたのは確かです。
私はアングロ・サクソン族との戦いにずっと明け暮れていたんですよ。
それがベイドン山の戦いですよね。960人の敵を一人で倒したそうですよね。
そして戦いは12にも及びすべて勝ったとはすごい戦闘能力ですね。
いやあ、ちょっと大げさに誇張されてますよアングロサクソンとの戦いに勝利し一時、彼らの侵略の勢いを止めましたけどね。
アルトリウスはローマ皇帝と戦ったのか?
アーサー王物語では、イギリス全土を統一し、アイルランド、アイスランド、デンマークなども支配下におさめ、更にローマ皇帝をも倒します。
アルトリウスさんもアーサー王物語と同じように、領土を広げていったのですか?
と、とんでもない。私はただの騎士、よくても小国の長くらいですよ。
他国やローマ皇帝に戦争をするなんて、大きなことはできないです。
アルトリウスと円卓の騎士、ランスロット、モルドレッドとの関係は?
アーサー王物語に出てくる人物で有名なのは、まず円卓の騎士たちですが、アルトリウスさんも円卓の騎士たちがいたのですか?
う~ん、なんとお答えしていいか分かりませんので、コメントは差し控えさせていただきます。
湖の騎士ランスロットや、カムランの戦いで刺し違えたモルドレッドはアルトリウスさんと関係はあるのですか?
いいえ、彼らの事はよく知らないんですよ。作り話じゃないですか?
アルトリウスのインタビューの最後に
アルトリウスさん、最後にお好きな言葉を教えてください
はい、好きな言葉というより好きな行動になりますが
『仲間を守る!』ですね。
ありがとうございました。アーサー王の原形ではないか?といわれているアルトリウスさんのインタビュー内容、皆さんいかがでしたでしょうか。
アーサー王物語と共通する部分もあり、アーサー王物語にしかなさそうな内容もありました。次回はアーサー王物語とモデル候補者たちの纏めをしていきたいと思います。
ありがとうございました。
※以上の記事の内容は多くのフィクションを含んでおります
アルトリウスの解説
◎アーサー王物語の起源
それでは実在のアーサー王は、いつの時代の人でいつの時代から描かれているのでしょうか?実在の人物とアーサー王物語とはどんな関連があるのでしょうか?
そこで幾つかの歴史書に書かれているアーサー王について簡単に纏めてみました。
・アーサーが登場する初めての記述は、6世紀にキリスト教司祭ギルダスが書いたとされる『ブリトン人の没落』と言われています。
ただここではアーサーという名前は出てこず、ベイドン山の戦いでサクソン人と戦ったケルト側の指揮官と記述されています。その文脈からはケルト側が勝利したと読み取れるようです。ベイドン山の戦いがいつ何処で起こったのかは分からないようです。
・次にアーサーが登場するのは9世紀にネンニウスによって書かれた『ブリトン人の歴史』です。ここではベイドン山の戦いが12回目の戦いの最後の戦場となっています。
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最後まで読んでくださり有難うございました。
※アーサー王のモデル、7名についての纏め
最後まで読んでくださり有難うございました。
コメント
謎は、深まるばかりですね。
アルトリウスさんにアーサー王の事を聞いても知らない、わからないの一点張りですね。
アーサー王とは一体、誰なのでしょうね。
僕は、この人がアーサーだと思います。
id:nezuzyouziさん
いつもコメントありがとうございます!
結構ぼくの作り話も入っていますが(笑)
アーサー王は誰なのか?
正直分かりませんね・・と想像するのが楽しいです。
次回は僕の推測を書きますね。