(18.7.28更新)
イギリスのウェールズは世界で最もお城の密度が高いと言われている国で、多くの歴史遺産が残っています。今回も、僕の好きな荘厳な要塞である世界遺産コンウィ城へご案内いたします。
コンウィはウェールズの北部にあり、大西洋に面した美しい海が見えるウェールズ、イギリス屈指の観光地です。
ご参考に
最初から度肝を抜かれる巨城
電車に乗ってのどかな自然の風景を中、コンウィー川にかかるトンネルの橋を抜けた途端、
いきなり!どきっ!
急に城壁が目の前に飛び込み、すれすれに電車は通り抜けコンウィー城の世界へ引き込まれます。
(この様子は、この記事の下の方に貼ってある動画でも見れますよ)
電車を降りてお城に向かっていると、街中のいたるところに城壁が見え中世にタイムスリップしたような気になります。
へえっ~面白いですね。コンウィ城にはどんな歴史があるんですか?
OK!コンウィー城に入る前に、ちょっとだけコンウィー城の歴史についてお話し致します。
街を取り囲む荘厳な要塞の歴史
コンウィ城は13世紀にイングランド王エドワード1世がウェールズ征服をした後に
ウェールズ軍が反乱しないように威厳を示すとともに、見張りをする要塞として築かれたお城です。
コンウィの街はぐるりと頑丈な城壁で囲まれており、城壁の中にはイングランド人が住んで、城壁の外のウェールズ人から守る役割をしていました。
コンウィ城はウェールズにありますが、ウェールズの為にウェールズ人が建築したお城ではなくイングランド人が自分たちの為に作ったお城なのです。この辺りが複雑ですね。
コンウィ城のようにエドワード1世がウェールズ軍を抑えるために建築したお城は他にもあり「アイアン・リング」と呼ばれその中で、1986年にカーナーヴォン城、ビューマリス城、ハーレック城とともに世界遺産に登録されました。またご紹介いたしますね。
すごい予算がかかったんじゃないですか?
その通り!お城の建築によって莫大な費用を使ったのでイングランドの財政は傾き、
完成せずに放置されたお城もありました。
お城から見渡すコンウィの絶景
お城の中はどんな感じですか?
お城に入り屋上に出てみました。
高い!!それに城壁が急!!
ひゃっ、怖いですね~
大丈夫ですよ(^^)。街中が見渡せますし、美しいコンウィの海岸も見れて絶景です。
なるほど、ここからなら街で何が起きているのか、外から敵が攻めてこないか良く見れますね。ここに立っていると自分が征服したような気になって思わずポーズを取りたくなりますよ。
現在はウェールズのコンウィ城
ウェールズにありますが、イングランド人がウェールズを征服するために建てたお城であるって最初に行ってましたが、現在はどんな状況なのでしょうか?
現在は国としてはイギリス(UK)ですが、コンウィ城はウェールズ政府の管轄下です。(州のようなイメージでしょうか)
良く見ると、お城のてっぺんにはウェールズ国旗が立っていますし、街のど真ん中には、13世紀のウェールズ人の英雄でありプリンス・オブ・ウェールズでもあったリウェリン大王の像がコンウィの街を見守っています。
「イングランドとウェールズはお互い傷つけ合ってきましたが、そんな過去を忘れて今の栄光を心に刻むべきです」
と言っている人々もいて、素晴らしいなあと思いますね。
中世の歴史ではイングランドとウェールズは幾度となく戦い、ウェールズは征服されましたが、現在のコンウィ城はすっかりウェールズの人々に親しまれる観光地となるとともに、世界に誇れる素晴らしいお城になっているんですね。
まとめ:ウェールズのお城、コンウィ城
歴史的な背景やまつわる歴史の逸話を知ってから歴史遺産を見ると「なるほどそうなんだと」とても楽しめますね。
お話ししましたように、コンウィ城は歴史的にも興味深いですし荘厳で素晴らしいお城です。もしイギリスに行かれる機会がありましたら是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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※参考:英語のページですがこちらの公式ページなどをご覧ください。
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