(18.7.28更新)
ヴィンランド・サガはヴァイキング漫画だけど、ヴァイキングってなんだか知ってるかい?
今回は、漫画ヴィンランド・サガの歴史上の背景を話そうじゃないか。
ヴァイキング漫画、ヴィンランド・サガに出てくるヴァイキングとは?
ヴァイキングとは、ヨーロッパで各地を荒しまわった海賊ですか?とても凶暴で戦いが好きというイメージがあります。
主に9世紀から11世紀ごろにかけてノルウェー、スウェーデン、フィンランドなどスカンジナヴィア半島やバルト海沿岸に住んでいた人で西ヨーロッパ諸国に侵略し大きく歴史に影響を及ぼしたんだ。 ヴィンランド・サガで描かれている時代も、11世紀前半の頃なんだ。
ヴァイキングの性質
確かヴァイキングは、イギリスやフランスを攻めたんですよね?
イギリス周辺には、ずっと以前からスコットランドやアイルランドには攻めていた様だけど、9世紀頃から特にイングランドを侵略したんだよ。
ヴァイキングは凄いですね。きっとすごい戦力を持っていたんでしょうね。
・好戦的で最新の武器を持ち
・ガタイも大きく武力にも優れ
・戦略的に勝つまで攻め続ける
という戦士として最強の気質も備えていたんだ。ヴィンランド・サガでも、とても好戦的で荒々しい様子が描かれていますね。
ヴィンランド・サガの背景:イングランドを乗っ取ったヴァイキング
イングランドに作ったデーンロー
ヴァイキングはあっという間にイングランドの1/3を奪いデーンローと呼ばれる地区を作ったんだ。
※黄色の部分がヴァイキングが支配したデーンロー
それじゃあ、イングランドはヴァイキングに乗っ取られてしまったんですね。
そこで登場するのが、イングランドの英雄アルフレッド大王。ヴァイキングに国を乗っ取られる寸前の大ピンチを救い、ヴァイキングを打倒したんだ。アルフレッド大王の孫アゼルスタン王の時にブリテン島を統一し、正式にイングランド王国を建国したんだ。
諦めず攻めてくるヴァイキング
でも、ヴァイキングは諦めずに攻めてくるんですよね。
そうそう、デンマークのスヴェン王が再び攻めてきてイングランドを支配下に置いたんだ。その後は、イングランド(ウェセックス家)とデンマーク(デーン家)で入れ替わりイングランド王を取り合っていたんだ。ちょうどその頃を描いたのが、ヴィンランド・サガなんだよ。
イングランド王室を乗っ取ったヴァイキング
ヴィンランド・サガの時代の後、大きく時代は一変する出来事があったんだ。
1066年にフランスのノルマンディー地方に移住していたヴァイキング(ノルマン人)がイングランドを攻撃し征服してしまったんだ。ギョーム二世のノルマンコンクエストですね。(後にウィリアム一世としてイングランド王になる)
※ノルマン人のイングランド征服
イギリスの歴史を変えたノルマンコンクエスト(ノルマン征服)の再現
こうやってみると、中世数百年のイングランドはヴァイキングとの戦いが続いていたんですね。
ヴィンランド・サガの登場人物について
スヴェン、クヌート王
※クヌート王像
途中に出てきたスヴェン王と息子クヌートの時代の頃を背景に書かれた漫画がヴィンランド・サガなんだよ。
ヴィンランドとは、どんな意味ですか?
レイフ・エリクソン
そこで質問だ!アメリカ大陸は誰が発見したか知っているかい?
学校では1492年にコロンブスが発見したと習いましたが・・・
実際はそうではなく、1000年にアイスランド生まれのヴァイキング、レイフ・エリクソンが北アメリカに到着し移住を試みたんだ。その北アメリカの地をヴィンランド(vinはブドウ、草原という意味)と呼んだと言われているんだよ。
第1巻からこのレイフ・エリクソンが登場し、いきなり物語に引き込まれてしまったよ!!君もまだなら是非読んでみてくれ。面白いぞ~
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※登場人物のスヴェン王の父がブルートゥースの語源であった
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最後まで読んでくださり有難うございました!
コメント
ヴァイキングは強い海賊だったんですね。
国をのっとた時期もあったんですね。
ヴァイキングが日本に攻めてこなくてよかったです。ヴィンランドサガという漫画は知らなかったです。おもしろそうですね。^^
id:nezuzyouziさん
いつもコメントありがとうございます!
ヴィンランド・サガとても面白いですよ!
僕はハマってしまいました(笑)