世界遺産ハドリアヌス城壁
(18.7.14更新)
皆さんこんにちは。ようこそ!!
・イギリスの英雄、アーサー王は本当に実在したのか?実在したのなら誰なのか?
アーサー王のモデルでないかと考えられる中世の人物に焦点を当て、その人物にインタビューをした場合を想定して、創作記事を書きました。
今回はルキウス・アルトリウス・カストゥスです。
- ルキウス・アルトリウス・カストゥス:イタリアからやって来たローマ兵
- ルキウスはブリタニアの百人隊長であった
- 映画キングアーサーの主人公?
- 晩年は悠々自適の生活
- 纏め:アーサー王のモデル人物。ルキウス・アルトリウス・カストゥス
- (解説)歴史上のルキウス・アルトリウス・カストゥス
ルキウス・アルトリウス・カストゥス:イタリアからやって来たローマ兵
ルキウス・アルトリウス・カストゥスさん、どうぞ!はるばる古代からようこそおいで頂き有難うございます!
ボンジョルーノ!呼んでくださりありがとう!本日はよろしくね!
こちらこそ楽しいお話を期待しております。では早速ですが、ルキウスさんのご出身はどちらですか?
生まれも育ちもイタリア南部ですよ。イタリア大好き!ローマ帝国万歳っすね!
イタリアご出身ですか・・・・イギリス、いやブリタニアとはどのような関りがあるのですか?
ルキウスはブリタニアの百人隊長であった
まあそうっすね、ローマ帝国の軍隊に入ってからもイタリアにいたんすけど、筆頭百人隊長になってローマ第6軍団ウィクトリスに所属した時にブリタニアに駐在したんすよ。
ローマ帝国軍で随分とご出世されてブリタニアに行かれたのですね?
いやあそうでもないっすよ。当時のローマ帝国は、暴君と呼ばれてますコンモドゥスが皇帝でね。コンモドゥスは剣闘士競技に夢中で遊びほうけて、本人は戦いに出ずほったらかしで腹が立つ皇帝でね。ローマを出てペルティナクス総督の元でブリタニアに行ったんだよ。
なるほどー、そういう背景があったんですね。故郷をでるのはさぞかし辛い思いだったでしょうね。
まあしゃーないよね。人生そういうこともあるよ。
映画キングアーサーの主人公?
そこでルキウスさんはブリタニアで大活躍されたと聞いていますが。武勇伝聞かせてくださいよ。映画「キング・アーサー」にも主役でご出演されてますよね。かっこいいですよね。
映画の俺はハンサムだろう!かっこよく作ってくれて嬉しいよ。アーサー王とやらより俺の方が随分と昔のようだけどな。
武勇伝という程のものはなくて、ローマ五賢帝で有名なハドリアヌス帝がピクトランドとブリタニア国境付近(現在のスコットランド)に作ったハドリアヌス城壁を敵のピクト人から守るのが俺の役目。それをきっちりやっただけっす。
晩年は悠々自適の生活
またご謙遜を!そういう活躍の積み重ねが大きな注目を浴びるようになるんですよね。ところでブリタニアでの生活はいかがでしたか?ブリタニアは好きでしたか?
いああ、温かくて気候も良く食べ物もおいしいイタリア出身のイタリア好きの俺にとって寒くて暗くて食べ物に乏しいブリタニアはどうも・・・・
ペルティナクスの後に総督になったんだけど、直ぐに大陸のアルモニカ(現在のフランスのブルゴーニュ地方)に異動になってほっとしたよ。そのあとは、クロアチアのダルマチアでゆっくりと自適生活さ。アドリア海に面しており、イタリアと同じく海が美しくいい余生がおくれたよ。
そうですか。イタリア好き、ローマ帝国好きなんですね。では最後に、ルキウスさんのお好きな言葉をお聞かせください。
そうですね。「忠誠!」、ローマ帝国万歳!
ルキウスさん、素晴らしい人生のお話を聞かせていただき、有難うございました。
こちらこそありがとう!ではチャオ!
※以上の内容は筆者の想像で書いたものです
纏め:アーサー王のモデル人物。ルキウス・アルトリウス・カストゥス
皆さんいかがでしたでしょうか。ブリタニアというよりイタリア人のローマ戦士!という印象でしたね。皆さんはどう思われますか?ルキウスさんはアーサー王でしょうか?
それでは、また次回をお楽しみに。
(解説)歴史上のルキウス・アルトリウス・カストゥス
ルキウスは2世紀に活躍し、南イタリアにあるカンパニア州の出身だと考えられています。ルキウスについての情報は現クロアチアのダルマチアの海岸にある石棺に残されているんです。
ルキウスについての詳しい解説はこちらで読んでください!
- 作者: たなかあきら
- 発売日: 2015/11/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
最後まで読んでくださり有難うございました。
続きはまた次回!
コメント