こんにちは、たなかあきらです。
今回はイギリスから少々離れ、紀元前3世紀に活躍したアルキメデスのお話です。
アルキメデスはシチリア島のシラクサに住んでいて、シラクサとローマは戦争状態にありました。第二次ポエニ戦争で、アルキメデスが発明したさまざまな武器でローマ軍を大いに悩ませたのです。
漫画「ヘウレーカ」でもその武器が多く登場しており、漫画で描かれているアルキメデスが発明した武器の数々をご紹介いたします。
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アルキメデスが活躍した戦争の背景
舞台となるシラクサの場所はここです
Google Mapより
紀元前3世紀、ローマとカルタゴの間で起きた第一次ポエニ戦争で、ローマはシチリア島全体を支配下に置いて、ローマの属州としました。
しかし、シチリア島の中で、
そして、
※シュラクサイの現在の呼び名がシラクサ
シチリア東岸のシラクサは城壁都市でありその堅牢な防御で知られ
西側にあたるエピポライ台地を全長27キロメートルに及ぶ城壁で
科学者・数学者であるアルキメデスが指揮し、
シュラクサイ包囲戦 (紀元前214年-紀元前212年) – Wikipedia
ローマ軍をを苦しめたアルキメデス新兵器の活躍
アルキメデスが発明した新兵器は、当時としては全く新しい発想でかつ強力なもので、敵軍はなす術がありませんでした。
エウリュアロスの車輪
※漫画ヘウレーカより
この兵器は圧巻ですね。アルキメデスが開発して、
蒸気の力によって大きな車輪を回して、その力によって多数の円盤を高速で回し、円盤の遠心力で巨石を発射させるのです。
※漫画ヘウレーカより
投石器から約80キロの巨石が、
投石機や回転体
海側から縄はしごで、いっせいに多人数でよじ上って城内に入り込もうとしました。
アルキメデスが城壁に設置した投石機や刃の回転体で、船や縄梯子に乗っている兵士をもろと
※漫画ヘウレーカでは城壁に、投石機、縦方向に回転して船や敵兵を破壊する装置、剣を高速で回転させて攻めてくる敵へをやっつける装置、が描かれています。
投石機が発射
鋭い爪が回転して船を破壊
鋸の刃も回転して船を破壊
人力で回す剣の回転物。城壁によじ登ってきた敵兵はこの剣で切られた
アルキメデスの鉤爪
クレーン状の腕部の先に金属製の鉤状の爪がつけられて、
※漫画ヘウレーカより
(The ship shaker)
※仕組み
2005年、ドキュメント番組「Superweapons of the Ancient World」でこれが製作され、
アルキメデスの熱光線
ローマの大艦隊が向かってきたときに、
数世紀後、
トラレスのアンテミオスはアルキメデスの兵器とは太陽熱取りレン ズだったと叙述した。これは太陽光線をレンズで集め、 焦点を敵艦に合わせて火災を起こしていたもので「 アルキメデスの熱光線」と呼ばれたという。 このようなアルキメデスの兵器についての言及は、
念入りに磨かれた青銅や銅の盾を鏡の代用とすると太陽光線を標的 の船に集めることができた。これは、 太陽炉と同様に放物面反射器の原理を利用したものと考えられた。 1973年にアテネ郊外のスカラガマス海軍基地で実験を行った。
縦5フィート(約1.5m)横3フィート(約1メートル) の銅で皮膜された鏡70枚を用意し、約160フィート( 約50m) 先のローマ軍艦に見立てたベニヤ板製の実物大模型に太陽光を集め たところ、数秒で船は炎上した。
アルキメデスの熱光線の再現例
※漫画ヘウレーカより
シラクサとローマの戦いの結末
ローマ軍は、アルキメデスの新兵器に手を焼き、
また、ローマ軍はアルキメデスの曇りの日に動くなどし、
紀元前212年に、
そして、シラクサ内郭の人々は抵抗し、
78歳前後のアルキメデスはローマ軍が侵入してきた後でも研究を
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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