「「たたかうカムリ戦士」は今回で第20話になりましたね」
「だいぶ、話も終盤に差しかかってきたようだな」
「そうですね。自称ウェールズの統治者を名乗る、イドワルですが、強国イングランド王のアゼルスタンは、ハウェルと仲良くなっちゃいましたね」
「それに腹を立てたイドワルが、ハウェルに戦いを仕掛けてきた!」
「かっこよかったですね~強かったですね~ハウェルと弟クラドグの強さに驚きました」
「しかし、退散をせざるを得なかったイドワルは、懲りずに悪だくみを始めたようだ・・・」
※前話
「さて、今回は「暴かれてしまった真実」。不吉な予感がします」
これまでのあらすじ
ここにまとめてあります~
<登場人物>
ウェールズ内の一国を治めるハウェル。
乱暴者も勉強し落ち着いてきた。
ハウェルの弟クラドグ。かなりお調子者。
自称、ウェールズの最権力者イドワル。ハゲで、冷静で冷淡、冷血。
ハウェルを敵対視している。
最強国イングランドのアゼルスタン王。
頭髪も、心も不毛な奴は放っておけ!
イドワルが着々とハウェルへの対抗勢力を固めている頃、ハウェルは更にアゼルスタン王との関係を深めていた。

「アゼルスタン閣下、お招き下さりありがとうございます」

「実は相談があってな。ヴァイキングを追い出しイングランドを建国したものの、再びヴァイキングからの攻撃が尽きぬ。イングランド各地でヴァイキングの略奪、侵略が留まるところを知らぬ。奴らを止めることが何か良い手は無いだろうか?」

「我がウェールズもヴァイキングに苦しんでおりますが、これまで領土を奪われた事がありません。その昔、私の祖父ロドリはヴァイキングと戦い、奴らを壊滅させた事があります。それが良いヒントになるかも知れません」

「ほぅ〜それはどんな方法かね。とても興味深いぞ」

「ヴァイキングは突然現れて夜討、急襲が得意です。それで、組織化された軍は混乱をまねいていたのです。奴らの逆に奴らの急襲を利用するのです」

「急襲を利用? こちらも急襲するのかね?」

「ふむふむ。同じ急襲をやって勝算はあるのかね」

「我々は強力なロングボウを必殺技として持っています。奴らは接近戦を得意とするのですが、ロングボウで離れても戦えます。ロングボウで急襲をすれば奴らは手も足も出ません。我がロングボウ部隊をお貸ししますよ」

「君は軽く追い払ったんだろう。奴は放っておけばいいさ。問題起こして、自滅するさ。頭だけでなく、心も不毛だからな」
「そうだハウェル君。協力してもらう代わりに、ワシも何かお返しをせねばなるまい。何でも言ってくれ」

「いえ、これと言って決まったものはありません」

「はっ、有難き幸せ」

「ハウェル君と話すと、いろいろと物事が進んで楽しいなあ〜」
こうしてハウェルはウェールズの王として初めて、自分の銀貨を製造し、アゼルスタンはヴァイキングの攻撃を防ぐことができたのであった。
真実とは何なんだ?

「おぃ、お前に頼んでおいた、反アゼルスタン同盟軍の集まり状況はどうだ?」

「うぬぬぬー。これじゃ、打倒ハウェル、打倒アゼルスタンが進まないじゃないか?」「どいつもこいつも無能な奴ばかりだ!」

「ところで、お前。前々から気になっていたんだが奇妙な奴だ。その声といい、他の何処かで会った気がするのだが?」

「いえいえ、とんでもないっす。気のせいですよ」

「そのマスク、何とかならんか? 脱いだらどうなんだ。暑苦しい」

「いえいえ、結構です」

「何か怪しいな。脱げよっ」

「やめてくださいよ〜」

「あっ、お前は」
「あっ、、 」

「お前は、ハウェルの弟! すっとスパイをやっていたのか!」
最後に
とんでもない展開になってきました。ハウェルの弟、クラドグの運命はいったい・・・
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