(18.7.28更新)
こんばんは。ウェールズ歴史研究家、たなかあきらです。
今回は、漫画「七つの大罪」に登場するメンバーの一人、エスカノールの秘密についてお話します。エスカノールは、時にはめちゃめちゃ強く、時には頼りないほど弱い、という特異体質を持っています。なぜなのでしょうか?
特異体質エスカノール
「エスカノールは、俺より強いよ」
主人公のメリオダスはこう言ったことがありました。七つの大罪のメンバーの一人、傲慢の罪 エスカノールはムキムキの筋肉マンでメチャメチャ強い。七つの大罪のメンバーも大いに苦戦した十戒のガランをいとも簡単にやっつけてしまうほどです。
しかし、エスカノールは非常に変わった体質を持っていました。
日が昇るとムキムキの気の強い大男になり
日が沈むと痩せ細った気の弱いオッサンへと
最強から最弱に変わってしまうのです。
なぜ、エスカノールはこんなユニークな体質をしているのだろうか?
それには大きな理由があったのです。
エスカノールの強さと弱さの秘密
「当時最強の騎士の一人と呼ばれたエスカノールのモデル人物に、その理由は隠されているんだよ」
「エスカノールのモデル人物って誰なんですか?」
「エスカノールのモデルと考えられる人物は、アーサー王物語に登場する円卓の騎士、ガウェイン卿なんだ。ガウェイン卿は円卓の騎士の中で、とても誠実でかつ最強の騎士の一人と言われておりいろんな伝説も残しているんだ」
「七つの大罪のメンバーはアーサー王物語に登場する人物がモデルになっているケースが多いですね」
「そうだな。アーサー王物語の中で、ガウェインに関してこんな話があるんだよ」
「ガウェインは午前中に力が3倍になるという能力を持っており、その力で敵を圧倒することが出来るんだ。しかし、午後を過ぎると力がどんどんと落ちていくんだ。アーサー王とランスロットの戦いが起きたとき、ガウェインはアーサー王側について、ランスロットと一騎打ちをしたことがあり、ガウェインの能力を知っているランスロットは、午前中は叶わないと見て防戦に徹して午後になって、ガウェインの力が落ちたところを見計らって反撃し、頭を一撃されたガウェインは敗れてしまうんだ」
「すごい、エスカノールとガウェインは、そっくりですね」
「なぜガウェインが午前中に戦闘能力が上がり、午後になると力を失っていくのか? これには理由があるとされているんだよ」
「へえ~、その理由が、エスカノールのユニークな体質にも影響しているって事ですね」
「ガウェインの力の変化は、古代の太陽神を具現化したものと言われているんだよ」
「なるほど~。昼に向けて太陽の光はどんどん強さを増し、午後を過ぎると今度は徐々に光を弱めて沈んでいく、ってことを表しているんですね!」
「そうだな。エスカノールもガウェインと同じように古代太陽神の能力が宿っている、ということかな」
「太陽神とはすごいですね~エスカノールが神のように活躍するといいですね。かっこいい」
※円卓の騎士ガウェインの活躍の話と、ガウェインのモデルとなった実在の人物に関する記事
※ガウェインの伝説
(エスカノールもこんな結婚をするのでしょうか?)
※7つの大罪に関する記事
www.rekishiwales.comwww.rekishiwales.com
最後まで読んでくださり有難うございました。
コメント