中世ヨーロッパの庶民の服装、農民と農奴(写真と動画付き)

中世の暮らし
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こんにちは、たなかあきらです。

中世の服装やドレスなどのファッションは、中世ヨーロッパのピラミッド形階級社会と同じでした。

ピラミッドの上位の地位にある、わずかな豊かな人々だけがドレスを着ることができ、人々が衣服に使えるお金を含めて、法で規制されていました」

中世の服装や、頭の被り物を見ると、着ている人の地位や身分が、すぐに分かるようになっており、また王や王妃の服装の影響を強く受けていました。

ヨーロッパの階級を大きく分けると、「貴族、聖職者、庶民」に分けられ、「庶民の多くは農民や農奴でした


今回は、中世の一般庶民である、農民や農奴の服装についてご紹介いたします!

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農民の服装(男性)

Detail from an illuminated book, with three figures shown talking, a monk on the left, a knight in armour in the middle and a peasant with a spade on the right. The picture is accented in rich blues.
※騎士と僧侶と農民の図

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農民と農奴の違いを説明します!

農民:田舎の貧しい耕作人であるが、自分で土地を所有している
農奴:最も階級の低い人々で、地主に雇われて耕作する人々。土地と共に売買されることも

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まずは、農民の服装です。
農民の服装はシンプルで実用性に富んでいました。

・下級クラスの男性の服装は、短くタイトにできていて、革製のズボン、ズボン下、細身のチュニックやダブレット、目の粗い褐色のウール製マントでした。 

・チュニックは、腰の付近でベルトで締められ、ナイフや財布、仕事に使う道具をぶら下げていました。

※チュニック:古代ギリシャ・ローマの、ひざのあたりまであるシャツのような外衣
※ダブレット:中世の体に密着し、腰から末広がりになっている男性用上着

※参考動画:2つの家族が登場。前半は地主農民の家族、後半は農奴の家族


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農奴の服装(男性)

Difference Between Serf and Peasant

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最も下位クラスの農奴の服装は、布や皮製のブラウスを腰の周りで革のベルトで締めた、シンプルなものでした。

・厚いウール製のオーバーコートやマントを、脚の途中の長さまで、肩から掛けていました。靴や長靴、短いウール製ズボン、ベルトからナイフの鞘や財布をぶら下げていました。

・中世の早い時代の帽子は、フェルトは羊の皮でできていました。12世紀の人々のランクや、社会的な地位によって被り物は決められていました。

中世の農奴たちは、頭には何もかぶりませんでしたが、寒い季節や雨の時のみ、厚地で目の粗いウール製の帽子をかぶりました。

・手袋は、農奴にとって実用上の目的のみの利用で、危険回避など仕事で必要な時に履きました。

※参考の動画:後半に農奴が出てきます


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農民・農奴の服装(女性)

File:Les Très Riches Heures du duc de Berry juin haymaking.jpg

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農民の女性の服装は、シンプルで実用的でした。農奴になるとさらにシンプルで、形があまり
無い衣服でした。

・衣服は簡単なガードルで腰の周りで締められ、衣服はショールで隠されていました。

・シンプルな衣服は安いウールでできており、生地を染めるのは高価なため、黄色や灰色を帯びた白色、グレー、茶色、赤色でした。衣服はベルトやガードルで、腰の周りかお尻の周りでしめました。

・厚手のウールや毛皮で作られたショールを、脚の途中の長さまで、肩から掛けました。靴は革で出来ていて、単純に足の周りを包む物でした。

・農民の女性は、ずきんをかぶり髪の毛、首、耳を覆いました。ずきんは四角形や円形に裁断したもので、頭の上から肩まで垂らし、バンドを使って額のまわりで留めました。

ミトンは暖かくするために着ました。
※ミトン:親指だけ離れている、ふたまたの手袋

※参考動画
2つの家族が登場。前半は地主農民の家族、後半は農奴の家族。
女性の服装もよく分かります(上の動画と同じです)


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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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