こんにちは、たなかあきらです。
ウィリアム・
シェイクスピアは謎の存在、実体のないゴーストだ、
シェイクスピアは、
その理由がこの映画でわかるかもしれません。
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シェイクスピアは存在したのだろうか?
登場人物:
・オックスフォード伯(エドワード):演劇好きで常に劇場に現れる。ウィリアム・セシルの娘婿も反発。
・エリザベス1世:イングランド女王
・セシル父子:エリザベス1世の重臣。白ひげ:ウィリアム・セシル。黒ひげの猫背:ロバート・セシル(ウィリアムの息子)
・サウサンプトン伯ヘンリー:エリザベス1世の寵臣で(隠し子)
・エセックス伯ロバート:エリザベス1世の寵臣。アイルランドへ派遣される。
・ベンジャミン:匿名の男より戯曲の原稿を受け取り、劇を上演する
・ウィル:読み書きできない役者
おそらくシェイクスピアの名前を聞いたことがない人は、
しかし、同時に最も謎に満ちた人物なのである。本当に、シェイクスピアは存在したのだろうか?
権力や地位の争いには敗れるが、
シェイクスピアの時代背景
セシル父子の肖像画
16世紀の後半、テューダー朝エリザベス1世の時代。エリザベス1世の家臣たちの間で、権力争いが起こっていた。権力をふるっていたのは、重臣セシル父子で、エリザベス女王1世の後継にスコットランド王ジェームス6世を推していた。
セシル父子は女王に忠実で信頼を得ていたが、
このセシル父子に対抗する勢力があった。
演劇の人気
オックスフォード伯エドワードの肖像
その情勢の中、人々の間では劇が注目されていた。
作家匿名で上演された「ヘンリー5世」は、観客も大興奮の渦となり役者とともに舞台に上がり、共にフランス軍と戦ったのである。
芝居を観ていたオックスフォード伯も熱気につい力が入り、
ところが、この情勢を苦々しく見ている人物がいた。
「芝居は悪魔の産物だ」と言い、
セシルから教育を受け、
しかし、「身を隠しながら武器の代わりに羽根ペンを持った男」は言った。
登場人物たちが語りかけてくる、声が聞こえる。寝ても覚めても何をしていても。私が彼らの声を書き留めることで、彼らは自由になるのだ。
そして、男は来る日も戯曲の原稿を書き続けた。作家匿名で。
作家匿名の劇
ベン・ジョンソン (詩人) (ベンジャミン)の肖像画
幾年もの月日が流れ、セシル父子の圧力は増していった。セシル父子の差し金で、サウサンプトン伯、
男は言った。「言葉が人の心を変える、剣ではない」と。
「人々の歓声と拍手喝采。どんな舞台でも一度も耳にしたことがない、信じられないほど素晴らしい、言葉。時代の魂だ」
男は、こう人に言わしめた。
興奮する人々は作家の登場を望んだ。男は、身を明かすことができなかった。身を明かすことで、家の名を傷つけることはできない。
男は原稿をベンジャミンという男に託していた。
そこで観客の前に出てきた男がいた。
大根役者のウィルは、こう呼ばれるようになった。「ウィリアム・シェイクスピア」と。
生き続ける「言葉」
ウィリアム・シェイクスピア肖像画
セシル父子の牙は刻々と迫ってくる。エセックス伯、
オックスフォード伯も、もはや生きる力を失っていた。
「あの男(ウィル)には腹が立つだろうが、
そう、ベンジャミンに言い残し、
時代はセシルの天下となり誰よりも権力をふるった。イングランド王は思惑通り、
ところが、ジェームズ1世も芝居が大好きであった。特にシェイクスピアの舞台を見るのを待ち遠しくしていた。セシルは権力をふるったが、芝居人気には勝てなかった。
権力争いに敗れても、詩人の命が尽きても、
詩人のすばらしい言葉は、
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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