白い国という美しい国名の由来

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こんばんは!ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
地名は地形や人名と関連がある場合が多いと思います。

ウェールズ内の国の名前を見ても周りの地形であったり、かかわった人の名前がついていたり、また興味深い意味が含まれていることもあります。

ウェールズの国名の由来

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そもそもウェールズは英語で、部外者を意味するんだ。英語は隣り国のイングランドの言葉で、イングランド人から見るとウェールズは部外者だったんだろう。
逆にウェールズ語ではカムリ(Cymru)と呼び、同胞、仲間と言う意味になるんだよ。

 

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このブログのヘッダーにも書かれていますね。

 

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同胞や仲間と言う意味だけれど、その昔、中世のウェールズは主に三国と小国群に分かれて、争いあっていたんだ。

 

中世ウェールズを構成した国名の由来

 

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中心となる国は北部のグウィネズ(Gwynedd)で、他の国は西南部のデハイバース(Deheubarth)、中部のポウィス(Powys)だ。

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これもウェールズ語ですか?  読みにくくて発音も難しい〜
名前の由来はありますか?

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あるよ。どれもウェールズらしい名前さ。
グウィネズ(Gwynedd)は、創始者のキネダ(Cunedda)の名前が変化した、と言う説がありそう思ってたんだ。

でも、ウェールズの歴史の先生に聞いてみたんだ。
そしたら、別の有力説があり、こっちの方が美しいぞ。

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え、聴きたいです。何が美しいんですか?

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では、問題。ウェールズで美しいものと言えば?

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自然、山、海、かな。

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そう。その中に、グウィネズの答えが入っていた。

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ん~、北だから山かな。

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正解!ウェールズにはスノードン山と言うウェールズ最高峰の山があるんだ。スノードンは英語だけど、山頂の雪をイメージするだろう。
グウィン(Gwyn)はウェールズ語で、白いを意味するんだ。
つまり山があり雪が積もる、「白い国」と言う意味だそうだ。

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ロマンチックですね。さぞかし雪が降ると景色は綺麗でしょうね。

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そう言えばグウィン(Gwyn)で思い出したぞ。
もう一つ、問題だ。グウィンがついてウェールズ語が起源と言われている動物は何だ?

 

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えっ、、、分からない

 

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ウェールズ語の頭と言う意味のペン(Pen)をつけてごらん。

 

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グウィン、ペン。何これ?

 

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じゃなくて。反対だよ。

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ペン、グウィン。
ペンギン?

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そう。ペンギンは白い頭と言うウェールズ語から来ているんだ。

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へぇ〜面白いですね。

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じゃあ、話を戻そう。
デハイバースは、グウィネズの南部にあるから、単に「南の国」と言う意味だそうだ。
ポウィスは良い意味だぞ。
パラダイスと言う意味だ。この国は内陸で、美しい自然が多いからだろうか。

天空の城ラピュタもこのポウィスや、グウィネズの各地がモデルになっているらしいよ。

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中世のウェールズ三国の名前の由来について話だけど、もっと昔の五世紀ごろはガラリと変わり、この頃にウェールズの原形ができたんだ。

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ん、さっきキネダって言った創始者の事ですか?

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ご名答!
キネダはウェールズじゃなくて、現在のスコットランドからやって来た猛将だったんだ。

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えっ、ビックリ。
スコットランド人がウェールズを作ったと言う事?

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さあ、話はこれからが本題、と言うところですが、お時間が来たので続きはまた次回。
キネダと息子達の話をしますよ。

 

 最後に

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今回の内容の関連記事をご紹介いたします。

ウェールズの歴史概要についてです。

www.rekishiwales.com

 

 スノードン山に登った時の記事です。

www.rekishiwales.com

 

 ペンギンの名前の由来についての記事です。

www.rekishiwales.com

 

 

 

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最後まで読んでくださり有難うございました。

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